スーパーロボット大戦コンプリートボックス
概要
SDで 表現されたロボットたちが競演するクロスオーバー作品「スーパーロボット大戦シリーズ」の一作。
シリーズカテゴリの一つ「DC戦争シリーズ」の最終作『スーパーロボット大戦F』の発売後、入手が困難になっていた同シリーズの『第2次スーパーロボット大戦』、『第3次スーパーロボット大戦』、『スーパーロボット大戦EX』の3作品をリメイクしたコンピレーションソフトである。
3作品を収録したDISC1と、その3作品のシナリオフローチャートなどが閲覧できるモードやボイス編集機能がある『HISTORY OF SUPER ROBOT WARS』が収録されたDISC2に分かれている。
収録内容
■DISC1
- 第2次スーパーロボット大戦(本編)
- 第3次スーパーロボット大戦(本編)
- スーパーロボット大戦EX(本編)
■DISC2
- 「HISTORY OF SUPER ROBOT WARS」
- バーチャルスタジアム
- ボイス編集
対応機種
- PS
発売日
1999年6月10日
売上本数(出荷本数)
30万本
所感
『スーパーロボット大戦コンプリートボックス』は、ウィンキーソフトが開発し、バンプレストが発売元の様々なロボットアニメがクロスオーバーして戦う、プレイステーション(PS1)で遊べるシミュレーションRPGゲームです。
スーパーロボット大戦シリーズの一つであり、SD(スーパーデフォルメ)で表現されたロボットたちが競演するクロスオーバー作品としてスパロボファンに認知されています。
このコンプリートボックスでは、以前に発売され入手困難であったファミコン用ソフト『第2次スーパーロボット大戦』、スーパーファミコン用ソフト『第3次スーパーロボット大戦』、同じくスーパーファミコン用ソフト『スーパーロボット大戦EX』の3作品がスーパーロボット大戦F/F完結編で培われた技術でリメイクし収録されています。
また、各作品のシナリオフローチャートなどが閲覧できるモードやボイス編集機能がある『HISTORY OF SUPER ROBOT WARS』が収録されたDISC2も付属しています。
コンプリートボックスは誰におすすめ?
このスーパーロボット大戦コンプリートボックスは、スーパーロボット大戦シリーズのファンはもちろんのこと、シミュレーションRPGを楽しめる人にもおすすめの作品です。何しろ過去の3作品を奇麗なグラフィック(当時)でプレイでき、戦闘シーンはフルボイスになっているなど、今でも十分に楽しめる作品となっています。
・・・しかし、難易度はかなり高いとされており、ゲームの挑戦的な側面を楽しむ人、特に自分のスキルを試したい人にとっては良い選択なのかもしれません。
一部のレビューでは、このゲームが他のシリーズよりも特に難易度が高いと指摘されており、それにより一部のプレイヤーは挫折感を覚えるかもしれません・・・。
ちなみに余談ですが、ファミコン版の第2次、スーパーファミコン版の第3次の難易度がそもそも高いため、武器改造が行えてシステムも遊びやすく調整されている今作はまだマシです。
それ故に、これが楽に攻略できる人は、他のシリーズをプレイしてみると楽にクリアできるのではないか?とも言われていますね。
また、このゲームは、過去のスーパーロボット大戦シリーズに親しんだ人にとっては、懐かしさを感じることができるかもしれません。(ドット絵で表現されているためそこまでプレイとしてしんどくはないはず・・・)
一つ残念なことといえば、この当時の戦闘シーンは第4次スーパーロボット大戦、ましてや第2次、第3次に比べて戦闘時のアニメーションが大幅にパワーアップしているとはいえ、今現在のゲーム機+最新のスパロボと比べるとどうしても見劣りしてしまいます。
いうなれば例えばスパロボ30と比べると、全くの別物と言ってもいいです・・・戦闘シーンのド派手な演出や、わかりやすいシステム、プレイのしやすさなどが当時としてはまだまだ発展途上であったため、コンプリートボックスをいざプレイするとなるとそれなりの覚悟が必要かもしれません・・・
なお、このコンプリートボックスでは、ある意味スーパーロボット大戦Fの前日譚となっており、コンプリートボックスとスパロボF、F完結編を揃えると第2次スパロボから始まったDC戦争を最後までプレイすることが可能なので揃えて遊ぶことをおすすめします!(1つでもものすごく長いですけどね笑)