こんにちは、ぬま畑です!
今回は、映画『Matrix Resurrections(マトリックス・レザレクションズ)』の感想とレビューをお届けします。
公開されたばかりのこの作品を映画館で観てきましたので、続編の魅力を率直に語ります。
先に注意としてネタバレ要素を多分に含みますので、まだ見てないって方はご注意をっ!!
では早速行きましょう!
総論:面白い!マトリックスが好きは絶対観た方が良い!でも…
結論から言うと『かなり面白かった!でも・・・うーん』です。
『面白かった』部分は驚きとともに後ほど語ります、『うーん』となってる部分はさらに後で。
まずは、いきなりネタバレですが、きっちりとした続編でネオはネオ本人で、トリニティもトリニティ本人なのでこの二人がハッピーエンドを迎えたことが何より嬉しかった!
残念なのはモーフィアスがいなかったこと・・・つまりはローレンス・フィッシュバーン氏が出なかったのが悲しかった所ですね。※モーフィアス”自体”はいるんですけどねぇ・・・
やっぱネオがいて、トリニティがいて、モーフィアスがいる。それこそがマトリックスだと思うのでその点から見ると悲しいポイントでしたね。物語的には上手く構成されていて何故(ローレンス・フィッシュバーン版の)モーフィアスがいないのか?はちゃんと語られています。
映画館で見る価値は十二分にあるんですが、個人的な話として好きな映画は2回目も見るということをするんですね。・・・でもこのマトリックス・レザレクションズに関しては、2回目はVOD(アマプラやNetflix等々)でいつか流れるし、それでいいかな・・・と感じました。
勿論良い映画ではあるのですが、VODがあるからこそってのもあり、1度観たらあとは『まぁそれ待ちで問題ないかな』と。
ちなみに、上記でお伝えした通り、映画館で見る価値は十二分にあります!
キアヌ・リーブスやキャリー・アン・モスの演技、アクション、CG、設定、物語…etcetc、どれをとっても素晴らしいですし、今できる最高の仕事を盛り込んだのが観ていて感じられました。
ですが、VODの普及でまぁいいかという気持ちがでてきたのかもしれません。
・・・兎に角、映画自体はマトリックスしてるなと、物語的に言うとマトリックス1・2・3と比べて比較的わかりやすくなっていたのかなと。
ただ、マトリックス特有のややこしい話(というよりも用語)は出てきます・・・が、どちらかと言うと精神面の話が主軸としてあって、それがある意味でレザレクションズの根幹となり、難しく感じさせてるのかもしれません。
マトリックスは全シリーズを通して『愛と選択』がテーマとなっているため、その観点から考えるとそこまでややこしくないのかなと、レザレクションズもきっちり『愛と選択』がテーマとなっていると思います。
1~3に比べて、むしろわかりやすく描写されてるので比較的見やすかったです。
とはいえ『スミス』、『モーフィアス』、『アナリスト(2代目アーキテクト?)』、『トリニティの覚醒』らへんの話は1回みただけではちんぷんかんぷんですね。
これは何回か見てわかるもので、なんでそういう状況になってるかの話は一応さらっと説明されるのですが、もうちょっと詳しく聞きたかったなぁ~って思いました。
まぁなら2回目も見に行けよって話なんですけどね^^;
結論として、観に行く価値は十分ある、最高の映画でした!
2021年の年末に差し掛かって、最後の最後で素晴らしい映画を届けてくれたマトリックス・レザレクションズ制作スタッフ一同に、本当に感謝しますm(_ _)m
驚いたポイント・良かった所
では、続きまして驚いたポイント良かった所をさらっと語ります。
正直、解説は出来ないので考察・解説等はYoutubeで見ると良いと思います。
生き返らされたネオとトリニティ!!
実は2人、死んでいませんでした。(当たり前だろ!!って思った方、ごもっとも)
勿論PV等で散々出てきたので空そうだろと言われればそれまでなんですが・・・
でもやっぱりレザレクションズの謎として『なんでこの2人が生きてるの?』という疑問がありましたよね?これ、勿論本編できっちり語られますし、なんならネオとトリニティの再構成・再構築の映像も確認できます。
もっと言うと、レボリューションズでベイン(スミス)にやられたネオの目が修復されていると思われるシーンもあります。
これには驚きましたね、『なるほど』と。
なんで生かされているのか?については『マトリックスを更により良いものにするために必要だった』ということでした・・・が、ごめんなさい、これ以上はわかりません。
劇場かもしくは配信されてから確認してみてください。(それか上記言った通りYouTubeで解説されている方がいるかと)
スミスがいる!?
なんとPVででてくる
この方、スミスだったんですね!
まさかこんな形で再会していたとは、と…というか生きてるの!?っていう。
(PVみたとき「なんだこいつ」って)
まぁ生きてることに関しては、ネオの裏がスミスとするのであれば、ネオが生きている(再構築された)=スミスも必然として復活というのは自然な考えなのかなと。
ただ、一つ気になったのはネオがトーマス・アンダーソンとして新しいマトリックスに繋がれてるこの時のスミスに以前の記憶があったのかどうかわかんないんですよね。
これもレザレクションズの謎の一つかなと。
ただ、書いていて思ったのはそれさえもリンクしているのであれば、『ネオの記憶が復活したと同時にスミスも記憶が戻った』ってことであれば説明がつくかもしれません。
それならそれで説明が欲しかったなぁと・・・あ、いや、いつも通りややこしい言い回しでスミスが説明してくれてたのかもしれませんが、ぶっちゃけわからなかったですね(笑)
ナイオビの登場
なんとザイオンがなくなり、アイオンと呼ばれる新しい拠点を作った形でその最高責任者(将軍)がナイオビでした。
主人公勢の次に機械との戦争の終焉に貢献した人物で、拠点の最高責任者としての将軍になっているのは驚きというより『おぉ!ナイオビだ!』っていう嬉しい感じでしたね。
これについてはそれ以上でも以下でもないのですが・・・
ただ、一つ思ったのはザイオン(Zion)がアイオン(Aion)Z→Aになってるのがちょっと良いなって思いました。
終わり(Z)をつげ、新しく始まる。(A)・・・ってことなんですかね?
サティ!?
実はこの人物がサティです。
覚えてますか?
出典:The Matrix Revolutions (2003) Official Trailer #1 – Keanu Reeves Movie HD
この子ですね。
マトリックス・レボリューションズで詳しくは語られていませんが、朝日というか太陽を作るプログラム?かなと。
それが今回、トリニティを救出するための最も重要なキャラクターとして描かれています。
まさかのサティですよ。
実はネオを見守っていたみたいですが、イマイチ全体の構成が把握できていないので何故スミスもサティも新しいマトリックスで普通に生活していたのか?がちょっと不明瞭なんですよね(・・;)
まぁそれはともかく、昔のキャラクターが出てくるのはテンション上がるポイントなのでやはりサティも紹介しなければと思い記載しました。
残念ポイント
さて、次はレザレクションズで何個か気になったのがあって、それが残念ポイントとしてあるので紹介します。
大きく分けて2つあり、それは『残酷な描写』、そして『戦闘シーン』です。
それぞれ解説というか少しだけ語ります。
残酷な描写がほぼない
まず一つ目残酷な描写、ですね。
こちら、マトリックス・レザレクションズ本編にほとんどなかったんです。
(別に残酷なシーンを求めてるわけではないですが・・・)
恐らくですが、ポリティカルコレクトネス(ポリコレ)やコンプライアンス(コンプラ)を配慮した結果が今回のレザレクションズなのかなと少し感じています。
最近ポリコレとかコンプラが巷(ちまた)で話題になってますが、それを意識した結果、『そういう描写が難しくなったんだな・・・悲しいな』みたいな変な意識が生まれちゃって純粋に楽しんで映画を見れなくなったのは悲しいなぁと。
なので、マトリックス云々ではなく、大胆なことができなくなったことに残念と感じてるのでどちらかというと世の中に対しての不満って感じですね・・・
ややこしい戦闘シーン
戦闘シーンが早すぎるってのまって高速戦闘はすごく良くてかっこ良かったのですが、乱雑で何が起きてるのか理解ができない戦闘が多かったように感じました。
冒頭でお伝えした通り、アクションシーンは凄くてみていて圧巻で、キアヌ氏のインタビューでもカンフー(アクションシーン)はとんでもない時間をかけて磨いた的な事が語られていたのでそれは凄いんですけど、大勢で戦っているシーンはどうしてもややっこしくって見ていて少し疲れるなと。
はい、いかがでしたでしょうか?
今回のマトリックス・レザレクションズは4を与えるのにふさわしい最高の映画でしたが、如何せんポリコレもコンプラもある程度は必要で、そのために抑えた結果”普通の”面白い映画となっていたのでトンガリとか突出した何かは感じなかったのが本音ですね。
最近はそれらが過剰過ぎるのでマジで悪だなと。
いつになったら緩和されるのか・・・
あ、それとレザレクションズ本編でレザレクションズ用のホワイト・ラビットが流れるのですが、使い所が凄く良かったですね!
ちゃんとPVで使ったものをきっちり本編に持ってくる所がさすがと言わざるを得ないです。
それでは、最後までお読み頂きありがとうございましたノシ
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