“毎月10万円をAIに稼いでもらう!ChatGPT副業の教科書”の感想『立ち読みもいらないくらい酷い書籍』

“毎月10万円をAIに稼いでもらう!ChatGPT副業の教科書”の感想『立ち読みもいらないくらい酷い書籍』

ドーモ、ぬま畑です。

今回は【毎月10万円をAIに稼いでもらう! ChatGPT副業の教科書/ChatGPTビジネス研究会著】を購入したので感想を書いていこうと思います。

あんまりうだうだ前置きが長くてもアレなので、先に結論をお伝えします。

注意

っと、結論を言う前に注意事項として、僕のレビューは全ページを綿密に読んで書いているわけではないので、何か見落としや誤解がある場合はご了承くださいm(__)m

指摘等あればコメントいただけると幸いです。

まぁこの本を買ってる人はいないと思いますが・・・

結論

結論ですが、販売価格が1,430円という点を考えると、内容と価格のバランスが取れていないというのが率直な感想でしたね。

たったこれだけの情報量で10万円を稼ぐのは、まさに机上の空論というところ。

最終評価としては、星1といったところでしょうか(本当は0としたいところですが)。

突然『さぁ!この本の書かれている通りに実践してください!』と、この本を渡されて実際にやり始めたとして、毎月10万円を稼ぐというのはおそらく無理でしょう。

いえ・・・厳密には無理ではなく実際にChatGPTを活用して稼いでる人は数多くいると思います。ただ、本書のそでに「スキルなし、知識なし」云々書かれていて、そもそもスキルも知識もない人がChatGPTだけで10万円稼げるのか?って話にいきつくんです。

ChatGPTを使って10万円以上稼ぐというのは十分可能ですが・・・本書だけでその目標に到達するのは疑問が残ります。

兎にも角にも、内容の充実度として本書のボリュームが実際のタイトルと一致していないのがこの本のダメなところです。

本書を見てもらったらわかるのですが、全159ページしかありません。それが多いのか少ないのかはわかれるところでしょうけど、僕は少ないと思いました。

副業としてのビジネス、ましてやChatGPTだけでも159ページだけで語れるわけがないと思うんです・・・まぁそれは後ほど語ります。

少しだけこの本を紹介させてもらうと、7つのチャプターで構成されていて、それぞれは以下のようになっています。

チャプター1:チャット GPT について知っておく

チャプター2:クラウドソーシングで手早く稼ぐ

チャプター3:自分のブログに広告を掲載する

チャプター4:電子書籍を作って販売する

チャプター5:YouTube 動画に広告を掲載する

チャプター6:AI 写真集を作成し販売する

チャプター7:アニメ風 AI イラストを活用する

このようにチャプター単位で見ると、結構良いラインナップしてるのかな?と思われるんですが、実はつっこみどころ満載で、逆に面白くなってきます

例えばですが、チャプター3の『自分のブログに広告を掲載する』についてをピックアップすると、ブログをなめすぎてます

恐らくブログ運営もしたことがない人が聞きかじった方法を掲載、それにChatGPTの記事執筆方法を組み合わせただけの内容となっています。

ブログで稼ぐというテーマで1冊の本が作れるほどのボリュームが必要なのにもかかわらずです。長けりゃいいというものではないのですが、基本的に1冊じゃ終わらず、5冊~10冊と必要で、ましてや1項目で収まるハズがないんですよね。

・・・ですが、本書では54ページから74ページ、たった20ページで紹介が終わってしまっています

そんな20ページやそこらでブログで稼ぐというテーマを語れるのか?っていう・・・今までブログをやったことある人ならそんなに甘くないというのがわかると思います。

こういうのが各項目延々と続きます、紹介して終わり。

そしてもう一つ、この本の弱点とも言える致命的な欠陥があります・・・それは「プロンプト」の扱いです。

本書には「こういう風に書きましょう」というプロンプトが掲載されているのですが、まぁそれは当たり前ですよね?プロンプト自体はそこそこ良いものです。多分・・・。

ただ、そのプロンプトを何かの形式でダウンロードできたり、何かのサイトで確認できたりする情報(URL)が全く提供されていません。

これが僕の中では大きなマイナスポイントで、このご時世そういうサイトやDLコンテンツとして用意できないって配慮が足りなさすぎなんじゃないかと。

わざわざ読者に打たせるってどんなんやねんと。ぶっちゃけこの本を買う層というのがいまいちピンときませんが、少なくとも10万円を稼ぎたいと思ってる人が手に取りますよね?そんな人がわざわざプロンプトを打つかっていう話なんですよ・・・あほかと。

まぁ結論『買うな。』ですね。

この本で気になったこと

今回はこの記事のために、人柱としてこの本を購入してレビューをしていますが、立ち読みも必要ないくらいひどい内容です。

ただ、それだけで終わるのもどうかって話なので、気になったことを1項目ずつお伝えします。

チャプター1の気になるところ

で、この本を読んで一番気になったのは、チャプター1のChatGPTの説明ですね。ChatGPTについては今やネットで調べれば十分な情報が得られるのにも関わらず、わざわざこの書籍を通して知る必要があるのかという点です。

〇〇ページも使ってChatGPTの説明とやり方を記載して、本来の目的である10万円稼ぐという目標の実に15%を消費してしまっているのが如何ともし難いです・・・

なんならChatGPTの説明をすっ飛ばして各項目のボリュームを増やして少しでも10万円稼ぐ方向に振っても良かったのでは?と思えるくらい要らないものです。

中にはこう思う人もいるでしょう『いやいやぬま畑よ、初心者向けなんだから。』・・・はい、でました初心者向け。この本、初心者向けにしているのであればその作り方に疑問があります。やり方はまぁいいでしょう。そうではなく「例」が少なすぎるんです、初心者は例が多くないと次何をすればいいかわかりません。

できるだけ多くの例を提示して道筋を作るのがこの本の本来の姿なのではないでしょうか?紹介して終わりだとこの本の存在意義が本当に分かりません。

チャプター2の気になるところ

第2章では、クラウドソーシングで短期間に稼ぐ方法を紹介していますが、具体的な事例がほとんど提供されていません。例えばクラウドソーシングなら案件を獲得するというのが実は最も難しかったりします。

案件獲得の部分が薄く、さらには具体的な金額や成功事例なんてものは書かれていません。読者として具体的なイメージを持つことができないです。

チャプター4の気になるところ

第4章は電子書籍について説明していますが、ここでも具体的な事例が少なく、誰に向けた書籍なのかが理解できませんでした。初心者には事例が足りず、中級者や上級者にとっては内容が薄すぎて必要性が感じられません。

また、チャットGPTについて知りたいという人にとっても、この本から得られる情報は少ないのではないでしょうか?

チャプター3、5、6の気になるところ

最後に、第3章と第5章と第6章については、特に触れません。(気になるところと見出しで書いておきながらw)

特に5章と6章はそもそもChatGPTとは直接関係ないですし、著作権関係も絡んできます。

また、深いところまで内容を知れないという部分でも上記でお伝えさせていただいた通りです。

兎にも角にもこの書籍はあまりにもひどいので、購入する必要は全くないです。

あとがき:GPT-3.5とGPT-4の混同問題とChatGPTの書籍について

この本にも言えることですが、発売されているChatGPTの色々な書籍全体について言いたいことがありまして・・・GPT-3.5とGPT-4に関する説明がとにかく『雑』だな、と。

雑というのは『この出力結果は3.5』です『この出力結果は4です』みたいな表記が欲しいんです。何冊か読み漁りましたが、3.5と4は基本的にはChatGPTとして一緒くたにされてるのが現状です。

それぞれChatGPTの書籍は冒頭にインストール方法等の解説はあるのですが、プロンプトの出力結果に3.5かもしくは4かというどちらGPTなのかという記載はないです。

3.5と4は表記的には0.5しか違わないのですが、全く別物です。

課金したり他のサービスでGPT-4を触ったことがある人ならわかると思うのですが、全く別物なのに一緒くたにされてしまってるのが本当に残念で・・・それも踏まえてChatGPTの書籍はまだまだ改善の余地があるのでは?と感じましたね。

結論として、この本もそうですが、全体的にChatGPTの書籍は現時点(2023/08/01)ででてるものは全て買わなくてOKです、同じ金額でもっと良い本がありますし、なんならChatGPTだけで言うならYouTubeやX(旧Twitter)の有志たちの発言や発信で十分学習可能です。

ChatGPTは細かいところも含めて仕様が急に変わったりします(例えば2023/08/01時点でブラウジング機能が使えなかったりします)

書籍で勉強する暇があるならYouTubeやXでプロンプトを習い、それを実践する方がよっぽど有意義です。

ただし!この本について高い評価をしている人がいれば、その意見も聞いてみたいと思います!是非コメントを残していっていただけると幸いです。

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